チートデイって本当はいいの?悪いの?

チートデイって本当はいいの?悪いの?

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ダイエットにおけるチートデイ、本当に効果的なのでしょうか?それとも逆効果なのでしょうか?

ダイエット開始後、食事の計画をしっかり立てて、完璧に実行し続ける事はそう簡単ではありません。もともとコテコテのチョコレートケーキが大好き!なんて言う人にはなおさらのこと。そのため、ダイエットをする人の中には、1日だけダイエットから解放されて、その日は自分の好きなものを食べてもいいとするチートデイを設定して、ダイエット時の欲求不満を満たそうとする人たちがいます。しかし、たった1日のチートで1週間分の努力を水の泡にしてしまう人もいます。

 

ニューヨークを拠点に活動する栄養学者のロレイン・カーニー(Lorraine Kearney)によると、ダイエットをしている人、特にダイエットを始めたばかりの人にとって、週に1度のチートデイならぬ「チート・ミール」(1日中ではなく1食のみ好きなものを食べる)をとることは重要だそうです。「食生活を変えたばかりの人にとって、チート・ミールは不可欠だ」と彼女は説明します。

「チート・ミールを食べられると言うことは、彼らはそれまで一生懸命ダイエットをしたからだという事を理解している。」カーニーは、チート・ミールを完全に絶ってしまうことは、彼らに妥協を許さず「完璧以外は全て失敗」と信じ込ませてしまうと言います。計画から少しずれた食事をとってしまった時に、多少の計画のズレを気にせず次に進むことができなくなり、そこで完全に諦めてしまうのです。カーニーは全ての食物をバランスよくマインドフルに食べることが最も健康的であるという事を発見しました。

 

一方で、パワーリフティングのチャンピオンでもあり2016年のリオ五輪での薬物検査官を務めたパーソナルトレーナーのロバート・S・ハーベスト (Robert S. Herbst) にとってチートデイは無駄でしかありません。 「私がアドバイスしている人達にはチートデイを許していません。」一方で、チートデイは自分自身を欺いているだけだと述べながらも、ダイエット中に完全に楽しみを絶ってしまわず、適度に与える事の重要さも同時に訴えています。

「私が勧めるウェイトトレーニング食事法は代謝を上げるため、普段の食事で質の良いタンパク質や脂肪、複合糖質などを摂ることができていれば、適度に自分の食べたいおやつを食べてもかまわないのです。私は毎晩、数枚のチョコレートチップクッキーを食べますよ。」

ハーベストはダイエット中に時折おやつを許すことによって、ダイエットが厳しくなりすぎず、異常なまで欲求不満をつのらせる事を防ぐと考えています。これまで通り、友達とピザを食べたり、美味しい中華料理を食べに行くことだってできます。唯一守るべきことは、ジムのルーチンを変えないこと!

 

しかし、チートデイに過度のカロリーやジャンクフードを摂ってしまい、大問題に発展して、そのまま過食の悪夢に陥ってしまう人もいます。

半年で41キロの減量に成功し、現在も自身の成功ストーリーをポッドキャストで配信しながら、同じ境遇の人々を勇気づけているマイケル・ダゲット (Michael Daggett) は、チートデイを勧めてはいません。ダゲットにとって、チートデイは、不必要なだけでなくダイエットの妨げになると言います。「健康な体を手に入れるためにライフスタイルの調整をしようとしている時に、最初からチートデイを計画に組み込んでしまう事は、単純に悪い習慣を維持するだけになってしまう。強い意志があれば、行き過ぎを防ぐこともできるかもしれませんが、長いダイエット中、意志が弱くなってしまう時もある。自分が望まない結果を招くような悪い習慣を変えるためには、最初からチートデイをスケジュールに入れるべきではない。」と強調しています。マイケルのような人にとっては、毎日の食事を着実に保つ方が有益なのかもしれません。

 

最終的に、チートデイを取り入れるかどうかはあなた次第です。フィットネス・トレーナー兼コーチでもあり、Lyssa Weiss の著者、ダーラ・レアル(Darla Leal)は、「チート・ミールは誰にでも適しているとは言えない」と指摘しています。「特に、チートデイは、感情的に食べてしまいがちな人には向いてないかもしれない。また、新たに健康的なライフスタイルに取り組もうとする場合、最初は節度あるチートミールの摂り方がわからないため、チートミールによるダイエットの休憩が数日間続いてしまうことがある」と言います。しかし、チートデイをうまく調整できる人たちにとっては、レプチンを維持し、カロリー摂取量減少による代謝の低下を防ぐなどの利点が生まれ、ダイエットの停滞を乗り越えることができるかもしれません。

 

チートデイが体にもマインドにも有利に働く人もいれば、食べすぎによって、せっかくのダイエット進行を妨げたり、もしくは大幅に減速させたりと、望まない食事との関係性を招くこともあるかもしれません。もし、あなたが既に減量や食生活の改善に取りかかっているとすれば、一度、自分がチートデイに向いているかどうかを考えてみましょう。週に一度のチートミールは、モチベーションを維持することができフラストレーションを回避できます。もし、健康的なライフスタイルの妨げになるのではないかと心配になっている人は、チートデイとまではいかず、週に数回の小さなおやつを入れてみてはどうでしょうか。

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